人間の脳はそもそも機械ではないので、24時間同じ性能を発揮することはできません。『活発に働く時間』と『休もうとする時間』のサイクルを繰り返しています。
この脳のサイクルと生活リズムを一致させる(規則正しい生活を心がける)と生活リズムと脳のリズムが安定し、脳の活動も安定してくるのです。
反対に、このリズムが一致しないとどのようなことになるのでしょうか?
それは『時差ボケ』の状態になるのです。本来脳が休みたがっている時間に、体を使っても効率が落ちてしまいます。よく『頭が働かないな〜』という状態があれば、まさにそれです。
また、本来脳が活発に働く時間帯に寝ようとすると、なかなか寝れずに睡眠不足になってしまったりします。このため、生活リズムと脳のリズムを一致させることが、脳の性能をしっかり発揮させるためには必要ことであると、分かっていただけると思います。
人間の脳は実はとてもサボるのが好きな、怠け者なのです。学校であったり、会社であったり何かに抑圧されていないと脳は自分勝手な判断をし始めます。
学校も休みで部活もない、仕事も出勤時間は自由、などあまりストレスフリーな状態にあると、脳は原始的な部分のスイッチが入り、感情を優先するようになってしまいます。
こうなってしまうと、面倒なことは避けて、怠け者の脳になってしまうのです。社会人時代は良かったけども退職後に生活リズムが乱れた結果、急げにボケが進むという例は珍しくないのです。
いつまでも、活発な脳を維持するためには、脳に適度な抑圧を与えることが必要になってきます。この最も効果的な方法が、規則正しい生活というわけです。