
音読がの習慣が脳の働きにはよいと説明しましたが、会話もとても効果的です。
音読は初めて目にした文章を脳で理解し、上手に発音することで脳が活性化しますが、会話では音読以上に脳を使います。
一番の違いは脳で行われる情報処理の量です。
会話は一方的に話すのではなく、相手とのやり取りで成立します。「入力⇒情報処理⇒出力」を繰り返す作業の為より脳が活性化します。
しかし、決まりきった会話では効果がありません。
どういうことかというと、仕事などの業務連絡などの頭を使わなくても、形式的に話せる内容では意味がないということです。
そこで脳を鍛えるのにオススメなのが、「仕事以外の会話をすること」「プライベートな内容の会話をすること」です。
「決まりきった仕事上の会話は得意だが、プライベートな会話は苦手」という人は少なくありません。そもそも仕事では「仕事の話をする」という明確なテーマがあるため会話に困るケースは少ないものです。
ところが、プライベートの会話は自由度が高く、かえって話題選びに悩んでしまう。
しかし、この話題選びこそが脳に効果的なのです。
新しいこと考えると、脳内の神経細胞から、ニューロンと呼ばれる物質が伸びて、他の神経細胞とネットワークを構築しようとします。
そして会話相手の好意的な反応があれば、ネットワークは構築されやすくなっていきますので、相手が興味を持つような会話をすると、脳のネットワークが発達するということです。
会話の際に相手の話がよくわからなかったら、退屈したり、途中で話が終わってしまったりしてしまうと思います。
そこで、意識したいのができるだけ長い時間、系統立てて(順序よくわかりやすく)話せるようにすることです。
退屈させない長時間の話術は、話題の情報収集力や会話の理論思考も身についてきます。